SDL 1.3

とりあえず何かネタないかなあと考えた結果, 前々から気になっていた SDL 1.3 を試してみることにしました.

SDLANSI/ISO C で書かれた, びっくりするほどいろんなプラットフォームで動く, びっくりするほど簡単なマルチメディアライブラリーです. SDL 1.2 系列は随分昔からあります. 今でもこれが安定板で, バグも潰し尽くして, 1.2.14 が (おそらく) 最後のリリースとなるそうです.

で, これはそこら中に情報がありますし, Wiki が非常に充実してるのでいいのですが, 何せ古いのです. ウィンドウは一つしか出せなかったり, デフォルトの描画機能が Windows で言う DirectDraw 時代のものだったり. OpenGL に接続する機能もついていますが, OpenGL 3.0 以降や OpenGL ES に対応していないとか, 不満を上げだすと止まらないのです.

そこら辺が SDL 1.3 では解決されていくようです. 時流的には, OpenGL ES 2.0 対応と iPhone / Android 対応が注目なのかな *1. 地味に Nintendo DS も対応しているらしいです. あと, ライセンスがデュアルになって, iPhone など LGPL だと困るプラットフォーム用に商用ライセンスを用意しているみたいです ( こことか参照).

でもドキュメントが整備されていないとか, 安定板が出ていないとか, 少し面倒です. ということで次から何か備忘録をかねて何かしら書けたらいいなあ, という前振りポストでした (まだ開発がどの程度まで完了しているのかさえ把握してないけど, 見切り発車ってやつです).

*1:Android は正式には書いてない? でもビルドに成功して動かせた人はいるらしい.